土手

みんな集合だよ~

「明日からも頑張ろう」が味わえる素晴らしい体験

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この前、多少、いやかなりエッチなお店に赴いてしまいまして。

 

 

そこのお店は、いわゆるコンセプト系のエチチなお店でして、こう、入ると教室になってるんですよ、ええ。その教室のドアをガラリと開けて入ると、机と椅子が何組か並べてあって、そこに女の子が座っているんですよ。ボーイの合図で女の子たちの席の近くに行くと、今まで女の子が座っていた席に逆に私が座らされて、その私の上に女の子が跨ってくるんですね。いわゆる対面ξ(ざい)的なポジショニングを取るわけです。もうこの時点で最高なんですが、その上ある程度のおさわりも解禁されてるんですよ。教室でπを触るのって今まで一度も経験してきたことがないものですから、もう「πr2乗!」「πr2乗!」って言って、無我夢中で取り組めたら良かったんですけど、私はこういう店でもなぜかカッコつけてしまう癖を持っていまして、なんか、スカしてしまった。本当に後悔してる、なんで私は意味もない所でカッコつけてしまうんだろうか、と。そういうお店なんだから目の前の欲望に切実であればいいのに、謎の自尊心が働いて、「なるほどね、これがπ乙なのね、ふーん、なかなか良いじゃん」的な、なんとなくクールぶってしまって、最悪でした。心の中では「ああああああああぁぁぁ!!!!!」ってなって理性が千切れて脳細胞ぐちゃぐちゃで脳漿飛び散りまくりなんですけど、顔はすましてる。なんだこれ?かっこつける癖やめてぇ…

 

 

女の子が座ってきて、ちょっとだけお話しして、その次の女の子ともまたお話してっていうのを繰り返して、全員ぐるぐる回ったら一旦終了で、教室を出たら「待ってました!」と言わんばかりのボーイさんが、「誰か指名の子いましたか?」って聞いてくる。そこで私は速攻で「〇〇ちゃん、お願いします」と答える。この間、僅か0.3秒。若干食い気味。なぜかボーイさんにもカッコつけてしまう。意味ないだろ、いい加減にしろ。「んぅありがとぅございまぁぁす!!」って言って、手続きをとっているのを待っている間、ボーイさんが「今だったら、+3000円で10分間、プラ…「追加します」」。どう?この俊敏さ?陸上部で培ってきたスタートダッシュの練習がここで活きた。人生、どんな所で経験が役に立つか分からない。初めて、陸上をやっていて得をしたと思った。

 

 

個室に案内され、待っている間ずーーっと後悔をする。ワクワクやドキドキよりも、「あ〜やっちまった…」が勝るのだ。大金はたいてHなお店に行くなんて、どうすればいいんザマしょ…と自分の中のスネ夫のママが出てきてしまう。スネ夫くらい金持ちだったらこんな気持ちは杞憂で済んだのに。ただ、永遠とも思われる逡巡の時間も実は2〜3分程度で、すぐに先ほどお願いした女性が来てくれる。完全に来て良かった。先程、直接顔も見たしお話もした。外れることはまずない。さっきまで持っていた「やっちまった感」はどこへやら、頭の中がワクワクでバグりそうだ。細かいサービスのことを書くのはさすがに恥ずかしいので省くが(今更何を言ってんだとも思われそうだが、これはまたしても出てきた私の自尊心についてなので、ご了承願いたい。)、最後の瞬間、気持ち良すぎて後ろに吹き飛んでしまった。完全にくの字になって、後ろの壁に「ドンッ」て叩きつけられた。自分でも「えっ!?」だし、女の子も「えっ!?」だ。今まで溜め込んでいたストレスとか疲れとか将来への不安とか、そういうのを全て外に出した気がした。その衝撃が腹の下から持ち上がり、私はその煽りをくらう形で体がくの字に折れ曲がり、後ろへ弾け飛んだ。びっくりした。こんなことは初めてだ。「エビの移動方法ってアホ丸出しだよな」って思ってたけど、もしエビがこの衝撃を利用して移動しているとしたら今までごめんなさい。かなり理に合っています。「すごかったね」などと言われるままに帰り支度を整え、自分の中でも気持ちの整理がつかないままボーっとした時間があった。「いったい、今のはなんだったんだ…」未知との遭遇を果たした私が、まだ「ウソだろ…」という気持ちを抑えきれぬまま店を後にしようと思っていたけど、めちゃくちゃ晴れやかな顔になっていたのか、ボーイに捕まってアンケート書くことになってしまった。ボーイに目の前で見られながら「体がくの字に曲がって後ろに弾け飛ぶくらい気持ち良かった」と書くのは憚られる。当たり障りのないことだけど、めちゃくちゃ褒めておいた。実際、私は体を吹き飛ばされてしまっているのだから当然だろう。「じゃあの」と言って明らかに帰りたそうな素振りを見せたところ、ボーイが「ちゃんとイキました?」と。ちゃんとぉ???イッたかぁだとお???「イッたに決まってるだろうが!!!こちとら逆小田和正だよ!!!逆『ラブストーリーは突然に』のジャケットだよ!!!!」と言いたいところを抑え、満面の笑みで「ええ」と言い放つ。

 

 

夜の街に消えていく私の後ろ姿は、カッコなんて付けていないのに、めちゃくちゃカッコよかったと思う。

また行きたい。